パパイヤの木の成長とグリーンパパイヤサラダ

メキシコに来てから南国の気候でホームガーデニングに挑戦しています。

育てているのは以前ご紹介した通りです👇

simplylivinggreen.hatenablog.com

 

最近の我が家の人気レシピは、なんとお庭から収穫する野菜で作っています。

以前紹介した、美味しく頂いた後に種をポイっとして、成長してくれたパパイヤです。

ちなみにパパイヤもバナナ同様に、実は木ではなく、草だそうです。

以前の記事はこちら👇

simplylivinggreen.hatenablog.com

 

その約半年後の様子👇

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そして今はこんなにも成長しています👇

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そして果物としてのパパイヤではなく、完熟前のグリーンパパイヤを食べるのが、我が家では人気メニューになっています。

 

グリーンパパイヤ

日本では、青パパイヤとも呼ばれ、完熟前のパパイヤのことを指します。

沖縄やタイ、ベトナム、フィリピンなどでは、果物としての黄色・オレンジになった果物の『パパイヤ』よりも野菜としての『グリーンパパイヤ』として食されることが多いそうです。

グリーンパパイヤには、「パパイン」と呼ばれる強いタンパク質分解酵素が含まれています。このパパインはなんと三大栄養素のタンパク質、脂肪、糖質の全てを分解する働きがあり、日本でも高額で発売されている酵素ドリンクの原料はグリーンパパイヤが使用されています。ちなみに、パパイン酵素は黄色く熟するにつれて、減少してしまいます。

どんなに栄養をとっても、酵素によって分解され、身体の中で吸収・分解されなければ、意味がないので、酵素は日々摂っておきたい大切な栄養素なのです。

また、グリーンパパイヤを食べることで、胃腸に入った食べ物の消化を助けるとともに体内の脂肪や糖分の代謝を高める効果が得られると言われ、消化促進剤として用いらております。

鹿児島大学・石畑清武名誉教授のサイトによると、

  • パパイヤは、存在する植物の中で一番の分解酵素を豊富に含んだ植物で、酵素の多いことで知られるパイナップルの約6倍の酵素が含まれている
  • 赤ワインの約7.5倍ものポリフェノールが含まれている(1600mg/100g)
  • 健康飲料のノニジュースと比べて総抗酸化能が約60倍(76.2mmol/l)
  • ガン予防の健康食として知られる黒にんにくと比べてSOD値が約100倍(900U/g)

と、グリーンパパイヤの豊富な栄養素について紹介されてます。さらに詳しくは鹿児島大学・石畑清武名誉教授のサイトにて👇

www.papaya-leaf.jp

パパイヤの効能についてはDr.Mercolaのサイトにて👇

japanese.mercola.com

 

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パパイヤの多様性

パパイヤは食べた種を土に植えれば、雑草のように目を出し、育つほどの生命力を持っています。実際にも我が家のコンポストから芽を出したパパイヤもありました(既に2本の木を育てているので、コンポストから育ったのでは断念しました)。たまにあげる肥料は、以前紹介したバナナの皮の肥料だけ。

 

グリーンパパイヤ(野菜として):味自体特にないので、和食、洋食と、いろんな料理に合います。

コリコリした食感がよい生野菜として、サラダ、ピクルスや漬物に。

生ジュースやスムージーにしてたっぷりと摂る。

炒め物や味噌汁、煮物にとして。

乾燥することもできるので、切干し大根ならぬ、切干しパパイヤや、タイでは乾燥させたものをかんぴょうの代用にし、日本へ輸出しているとか。

パパイヤ(果物として):ジューシーでほんのりした甘み。

好みのサイスにカットして、そのまま食べたり、レモン汁をかけたり。

生ジュースやスムージーにしたり、台湾ではパパイヤミルクが大人気だとか。

パパイヤジャムや、パウンドケーキに入れたりも◎

パパイヤの葉:乾燥することで、栄養成分が凝縮、ポリフェノールなどの有効成分が高濃度で摂取できます。

乾燥させて健康茶として飲用。

また、パパイヤの葉は様々な民間療法に使われているそうです。

パパイヤの種:黒こしょうのようなようなスパイシーな味。

黒くなったパパイヤの種は乾燥させれば黒こしょう代わりに。

 

また、根の一部は柔らかいうえにデンプンを含んでおり、第二次世界大戦で南方の島々に孤立した日本兵は実を食べ尽くした後は、根を掘って食用にしていたそうです。

 

パパイヤは余すことなく、頂くことのできるゼロウェイストな植物なのです。

 

 

さて、我が家で収穫されたグリーンパパイヤ。

半分に切るとこんな感じ👇

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切り口からは白いアクが出てきます。このアクが『パパイン』酵素です。強い洗浄作用、消毒作用を持ち、精製したものは洗顔料や軟膏剤として使用されてます。しかし、あまりにも強いので、このアクでかぶれる人もいるようです。アクの処理方法については、下記の下準備で紹介します。

また、グリーンパパイヤの種はまだ白かったり、たまに半分くらいは黒くなっているものもあります。

 

こちらが、我が家の一番人気はグリーンパパイヤサラダ👇

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イメージは、タイのパパイヤサラダ "ソムタム"。常に家にあるような野菜を使った簡単サラダ。

 

 

グリーンパパイヤサラダのレシピ

約2人分

<材料>

グリーンパパイヤ     1/4個(千切り)

人参           1/4個(千切り)

紫玉ねぎ         1/4個(薄切り)

トマト          1〜2個(輪切り) 

[ ドレッシング ]

ナンプラー                     大さじ2

ブラウンシュガー     大さじ1/2〜1

ライム汁         大さじ2(レモン汁でも可)

亜麻仁油          大さじ1(ごま油でも可)

にんにく         1片(みじん切り)

乾燥ハバネロ       1個(みじん切り)(乾燥赤唐辛子でも可)

コリアンダーパクチー) 適量(みじん切り)(なくても良い)

シソの葉         適量(みじん切り)(なくても良い)

[ トッピング ]

ピーナッツ        適量(砕いたもの)

 

     
<下準備>

  • パパイヤは細かく千切りしたら塩水に10分ほどさらし、しっかりアクを取り除きます。

  • 野菜をそれぞれの切り方で切っておく。

  • オイル(油)は野菜のビタミンを体の中に吸収させてくれる大事な役割をしてくれます。せっかくの栄養素を吸収するため、必ずなんらかのオイルを加えてください。

<作り方>

  1. ボウルにドレッシングを作る。ドレッシングの材料を全て入れて、砂糖が溶けるまで混ぜ合わせる。

  2. 千切りした野菜を加えしっかり混ぜ合わせる。

  3. トマトをお皿に盛り付け、その上にサラダを盛り付ける。

  4. 砕いたピーナッツを上に振りかけれれば出来上がり。

 

¡Buen Provecho!