幸せになる為のいちばん簡単な方法
なんだかすごく気分の良い朝。目覚ましが鳴った時は起きたくなくて、10分間の二度寝をしたけど、起きてからはすごく気分が良い。新しいことに挑戦する気分にもなっている自分。いつも聴かないようなBGMで一日をスタートしてみる。
不思議なほど気分が良い。昨夜、数ヶ月ぶりにヘナデトックスをして、長めの瞑想したおかげかな、と。
メキシコに来てから1度しか行っていない美容院。もともと髪の量がすごく多い私。髪の毛がすごく重くて、こんな量だと自分でヘナするのが大変だから、ヘナ前にすきバサミでサクサク髪の量を軽くした。これもまた一種の手放し。
ヘナはインドではデトックス効果もあるといわれる伝承ハーブ。日本では白髪染めのイメージが強いけど、実はデトックス効果・トリートメント効果に優れているハーブ。
私が購入しているお店でもヘナを白髪染めという表現は一切していなくて、トリートメントと言ってます。ヘナはそれ以外にも虫除け、紫外線予防、頭皮の痒み、フケ予防もしてくれるそうです。
ヘナをする時は正直重たい腰をあげなければならない。というのもヘナをするのはひと手間なうえ、その後1時間ヘナを塗ったまま置いて、洗い流さなけばならない。なので軽く2時間はみなければない。私は夫が泊り込みで仕事に出ている週末にセルフケア時間としてやるようにしてます。一番は新月に向けてデトックス力が高まっている時期にするのが良いのですが、今回は満月の直後になってしまいました。それでもデトックス力は最高に効いた感じ。
大好きなお香を焚いて、Podcastsを聞くのがお決まり。ヘナを塗り終わっての待ち時間は瞑想する。
今回は、subscribeしているPodcastsは全て聴いてあったので、"You may also like"にひょいっとあったpodcastを何気なく導かれたように聴いてみた。そして、しっくりくる、すごく気持ちpodcastに出会いました。コラムニスト須藤美香さんの今日も待ってたよ。
コロナ禍だからこそ、セルフケア、メンタルケアをしようという感じのPodcast。セルフケアと言っても5分の短時間から時間がある限りの長いものまでを紹介してくれていたり、"書く瞑想"、"Three Good Things" などなど新しく知るセルフケア、メンタルケアの方法を10分前後の短い時間で紹介してくれています。
ヘナしながら、聴きながら、ふむふむと色々納得。聴いているエピソードの中に "幸せなるためのいちばん簡単な方法" というのがあって、まず、須藤美香さんが「今幸せですか?」「何パーセントくらい幸せでしょうか?」という質問で始まります。その答えを考えながら幸せなことしか思い浮かばない。『私は今幸せだ』ということに気づいた。
こちらメキシコはコロナで死者世界第3位で大丈夫と先日台湾の友達から心配メールが。住んでいる州はまた赤信号になり(メキシコは州ごとに危険赤、オレンジ、黄色、緑の4つの信号を定期的に更新している)、義家族のホテル・レストランは営業停止までとはなっていませんが、営業時間の制限、アルコール販売禁止、テイクアウトのみなど数々の制限が出ており、またのロックダウン直近とも言われています。
お家時間が長いけど、大好きな旅に出れないけど、日本に帰れるのが次いつか分からない、制限が多く、先行きの見えない時だけど、私は幸せって、思える。
ポジティブ心理学を学んだ須藤美香さん曰く、"幸せになる為のいちばん簡単な方法" とは、「好きなものに囲まれること」。すごく納得。しっくりくる。ゼロウェイストライフスタイルを始めてからぷちミニマリストを目指して、基本好きなものしか買わないようにしている。モノを多く持つのではなく、数少なくとも大事なモノのみを持つように心がけている。お片づけコンサルのこんまりもときめかないモノは手放すというお片付けメソッドもまさに幸せへの近道なのでしょう。
ちなみに「好きなものに囲まれること」とはモノだけに限らず、好きな食べ物や飲み物や音楽やスポーツやヨガのポーズなどでも良いそうです。
最近の私の好きなことは、この個性あふれる5羽が庭で遊んでいるのを眺めること。
毎日あっという間に過ぎていくけど、こういう小さな幸せを大事にして、感謝して、デトックスや瞑想などのセルフケアを怠らずにしようと改めて思った。
アボカドの季節とワカモレのレシピ
日本にいた頃、叔母から『冬の方がアボカドが安いとテレビでやってた』と聞きました。メキシコに移り住んで納得。メキシコでのアボカドの収穫は9月中旬から冬にかけて始まるのです。
義母は4ヘクタールのアボカド畑を趣味で(?)やっており、去年10月から収穫の時期。1月の今でもランチ(農園)に行くと、立派な実がたくさんついています。
アボカドには千種類以上ありますが、メキシコでも、世界的にも1番の人気なのが、Hass(ハス)という品種で、日本に輸入されているのもハスのみだそうです(国産アボカドはハス以外の品種もあるようです)。一般的にアボカド =熟したら黒くなりますが、これは実はハスのみで、他の品種は熟しても緑、または暗い緑のままです。
さて、義母のランチでは4種類のアボカドを育てており、その中でも1番の人気のHass(ハス)は1kg7ペソ(約35円)で全部売ったそうです。と言うのも去年は、義母と管理人と日雇いで必死に収穫したものの、4ヘクタールの畑をたった数人で収穫するのは無理な話。畑の奥の方のアボカドは盗まれてしまったと言う。しかもその盗んでいるのは、住込みで雇っている管理人の親族だと言います...。
その対策として、今年は管理人の紹介という人に全てのハスを木ごと売ったとのこと。木ごと売ると言うのは、収穫も購入側がするので義母の負担がない、管理人の知り合いなので、自分の顔が立たなくならないように管理人も親族に盗ませたりすることはないだろう、という考えのもと。
なのでレストラン経営している義母のレストランに自農園のアボガトが行くことがなく、他の野菜と同じように別途購入していると言う。
なので私たちもハスの収穫は許されません。
さて、義母の農園で育てている4種類のアボカドは以下の通り。
Hass(ハス)...熟して食べ頃になると黒くなり、大きさも他のに比べると小さめ。小さいのは食べきりサイズになるように品種改良されているからとか。
Fuerte(フェルテ)...洋梨の形をしたこの種は熟すのが早く、収穫してからの日持ちが短いが、濃厚な味が人気。最近の私のお気に入りです。
Gwen(グエン)...丸い形をしたこの種は、ハス同様に皮が固め。味もハスのように濃厚。
Pinkerton(ピンカートン)...なかなか出回っていないこの品種は、バターのようなテクスチャーで、パンに塗る事も出来るくらいのクリーミー。味も濃厚で初めて食べた時は感動しました。
要は全て味は濃厚です(笑)とは言え、濃厚でなく、水っぽいアボカドも存在し、その種は地元の人たちも食べず、道端に平気で落ちてます(日本で言う渋柿のような感じかな)。
今回は、アボカド料理といえば『ワカモレ』(Guacamole)の作り方を紹介します。日本に出回っているメキシコ料理のほとんどがアメリカ発祥の "Tex Mex"(テクス・メクス料理)と言いメキシコ人が多く住むテキサス州の料理で、メキシコ人からしたらメキシコ料理なんかではない!(笑)日本人にとって海外で食べる寿司は寿司なんかじゃない!という感覚と同じですね。
ワカモレのレシピ
約4人分
<材料>
熟したアボガド 2個
ライム(レモンでも代用可) 1個
紫玉ねぎ 1/8個
トマト 1個
生パクチー 数本
チリセラーノ 1個(辛いのが苦手の場合は半分もしくはなしでもOK)
塩
トスターダ かトルティヤチップス お好み
<下準備>
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紫玉ねぎ、トマト、パクチー、チリセラーノはみじん切りに切っておく。
<作り方>
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半分に切ったアボカドをスプーンでボウルに出して、ライム汁を絞り、塩を振るう(レモンをすぐにかけることでアボガドの変色を防げます)。
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フォークでアボガドをスマッシュする(粗く潰す程度でOK)。
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みじん切りしておいた野菜と薬味を全て加え、混ぜ合わせレバ出来上がり。
<備考>
- チリセラーノが手に入らない場合は青唐辛子でもOK。
- 石臼モルカヘテ(メキシコのすり鉢)があれば一番ですが、ない場合はボウルとフォークでもOK
余談ですが、メキシコのチリ(唐辛子)にはこんなにも種類があります!
なんでもチリをかけるメキシコ人ならではの豊富な種類。スーパーの野菜売り場でもバルク(パケージなしの量り売り)で何種類ものチリがあります。
Hola2021!
A Happy New Year!
あっという間に新年から7日。年越しは去年同様に海辺のホテル。今までにないくらいの寒さで、暖房設備なし、オープンエアーのレストランでみな寒がり、あまりの寒さに年越し花火も1時間早めて首都メキシコシティの深夜0時に合わせて開催に変更に。義両親がこの地に住んで34年、こんなに寒い日はなかったそうです。climate change(気候変動)を感じざるを得ない年越し。
年末はパンや焼き菓子の製造に追われたけど、年始は穏やかにのんびりと過ごすことができました。この年末年始は今まで以上に海外生活と日本での生活の違いを感じたりもしました。
日本で住んでいると当たり前にする年末の大掃除もこちらではしている人がいないので、すっかり後回しに。若干手抜きになってしまいましたが、ギリギリ31日にやり残していたところをやってなんだか気持ちスッキリ。
年越しのお蕎麦、お正月のおせち料理。これがないのは寂しい。ホテルでの年越しディナーは毎年豚の丸焼きがメイン。近くの養豚場に日頃からレストランのフードウェイストをあげているので、そのお礼として毎年年末に豚を1匹丸ごと頂いているそうです。私はなるべく動物性を避けているので、毎年特別メニューを作ってもらってます。とはいえ蕎麦はないので、通常のレストランのメニューから選んだもの。
幼い頃から我が家では、お正月は朝からおせち。初婚の時は元夫の実家の集まりで、すき焼きでしたが、2日からは私の実家だったので、そこでおせちやお雑煮を頂いていました。
20代はオーストリア・ドイツに何年か住んでいて、その間一度も年末年始に日本に帰ることがなかったので、おせちを何年も食べなくともなんとも思わなかったのに、今年はやたらと恋しいと感じるのは不思議。年を取ったのかな...。
年末年始休まず仕事。これは海外生活というよりも今の私の置かれている状況からなのだろうけど、ホテル・レストラン経営をしていると、この時期は繁盛期。コロナの影響で昨年よりも客数は減ったとは言え、規定制限までの満室。義家族全員フル出動。これは日本でもそういった経営をしていればそうなんだろうけど、私にはまだ新しい状況なので、お正月家族とゆっくり過ごせないのは、少し寂しくも感じます。
さて、1年前の年始に書いたブログを読み返してみました。
simplylivinggreen.hatenablog.com
去年は義弟のアパート建設で気が狂いそうになっていたことを思い出すと、どんなにしんどくても時は流れていき、いずれは良い方向に向かうんだなぁ、と改めて思ったり。前回も書いたように今は2人暮らしになって、少しずつ自分たちで家の改造をして、鶏も飼い始めて、庭を整えて、ガーデニングにより一層力を入れて、自給自足まではいかないけれども今の私たちにできる理想の暮らしが一歩一歩近づいている。
去年の初めにゴミについても書いていて、このゴミ問題も前回書いたようにリサイクルシステムを自分たちで作って周辺住民の協力もあって、一歩前進。
こんな時代だから小さな一歩一歩だけど、一歩ずつ確実に。丁寧に。そんな1年を歩んでいきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。