ゼロウェイストスキンケア

女性なら誰しもが気になる、スキンケア。特に日本人は欧米人に比べてスキンケアにすごく気を遣っていますね。先日もこっちの友人に「日本人のスキンケアってすごいんでしょ?!何やってるの?」と聞かれました(彼女も去年日本に行った際スキンケア製品を購入してきたそう)。

 

私自身20代後半はヨーロッパで過ごし、30歳で日本に帰国した際、日本人の肌がすごくキレイって、感心したのを、覚えてます。元々私の肌は余り強くなく、幼少期はアトピー、高校生の時に金属アレルギー、専門学生の時に界面活性剤アレルギーを発症しました(今では一部の金属アレルギー以外はほぼほぼ完治しました!)。だから、肌質がコンプレックスだったりしました。

ゼロウェイスターになる半年くらい前にたまたま本屋さんで見かけて購入した1冊の本、「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―。読んでびっくり。肌にとっては何も使わないほうがいいのだと!

「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―

著者の宇津木龍一先生は日本で最初のアンチエイジング専門施設を創設し、センター長を務める数少ないアンチエイジング治療専門の美容形成外科医。

 

シミ、くすみ、ニキビ、小じわ、色ムラ…ファンデーションで隠したいものがなくなる! やけど治療から生まれた全く新しいスキンケア。目からウロコの美容新常識です。化粧品にお金をかけてきた人ほど肌はボロボロ…それは、肌の再生力を無視しているから。用意するのは純石けんとワセリンだけでOK。乾燥肌、オイリー肌、シミもくすみもどんどん消えていく「水洗顔」法で、肌本来の力を引き出します。

引用 Amazonの内容紹介

 

 宇津木先生は美容と医療の両方の豊富な知識を元、「宇津木流スキンケア法」を提唱していて、その方法は至ってシンプル。

ぬるま水で顔を洗う(できれば石鹸なし)、そして乾燥が気になる場合はごく少量のワセリンを塗っておしまい。

化粧水や乳液、美容液、クリームは一切使いません。

 

どこかで聞き覚えのある内容だと思いませんか。

ゼロウェイスターのお掃除といえばお酢重曹で充分。

世の中には台所洗剤、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤などあらゆる用途別の洗剤が存在し、一般的に家庭で使用されてます。広告やコマーシャル等の宣伝によって用途別に必要だと思ってしまい、つい買ってしまう。でも実際は中身はほぼほぼ同じ。香料などで、これはトイレ用、これは台所用と洗脳。まさにメーカーの思うツボ。

スキンケア用品も同じ。私自身、ファッションやメイクに目覚めた10代から雑誌やテレビの影響でメイクをすればクレンジング、その後に化粧水や乳液、美容液、クリーム、がそれぞれ必要だと思って、使い続けてきました。その常識を美容の第一人者が否定して、必要なのは石鹸とワセリンだけで充分だと。

 

この本には洗顔方法のポイント、肌の構造やメカニズムのお話も合わせて、界面活性剤や添加物の害など、なぜ、これまでのスキンケアや化粧品の使用がダメ分かりやすく説明してくれてます。

なんだか考え方がゼロウェイスト、ミニマリストにぴったりだと思いませんか。

興味を持った方はぜひ読んで頂きたい一冊です。 

 私はこの本を読むまでは、長年エクスボーテのリキッドファンデや、BBかCCクリームを使い、それを落とすのにオルビスのクレンジングジェル、その後には当たり前に化粧水(これもオルビスの)、たまにナイトクリームを使っていました。ドイツで暮らしているうちに化粧は日本にいた頃に比べてしなくなったものの、また日本で暮らすようになってからは普通に化粧するようになってました。

 

宇津木流スキンケアに切り替えるべく、クレンジングジェル辞めて(宇津木先生によると、美肌の最大の敵はクレンジグだそう)、長年愛用していたリキッドファンデもBB、CCクリームも辞めました。代わりにクレンジング不要で石鹸で落とせて、肌に負担をかけないミネラルメイクのetvosのファンデーションに切り替えました。これで宇津木流の第一のポイント、クレンジングを辞めることに成功。石鹸は小さい頃から使っていたシャボン玉石鹸を使用(肝心な洗顔方法も本に丁寧に紹介してくれてます)。化粧水を辞めた最初の2〜3週間は案の定、肌はつっぱるし、ガサガサ。それを補うべく米粒ほどワセリンを手のひらで伸ばして押し当てる。次第に化粧品要らずの肌に変わっていきました。

このスキンケア法に感動して、友達にも本を貸してみると彼女も実行。彼女も満足してました。

 

当時は自分がゼロウェイスターになるとは思ってなかったし、安上がりでラッキーくらいにしか考えてなかったけど、ゼロウェイスターになってからはなんともゼロウェイストなスキンケア法なんだろう!っと。

 

本来の自分の肌の持つすばらしい力を信じて宇津木流スキンケア法、始めてみませんか。

 

  参考までに私が使っているファンデーションはこちらです。ケースは使わず、リフィルのみを使ってますが、そのリフィル自体はアルミの入れ物そしてそれを覆っているのは透明なプラスチックケースです。なのでゼロウェイストとまではいきません。究極なゼロウェイストになるとファンデーション自体を使わない。

スキンケアに全くお金がかからなくなったので2年くらい前から洗顔石鹸をちょっとリッチなのに変えました。包装紙は紙なのでリサイクルに。

 

石鹸は体は相変わらずシャボン玉石鹸。小包装になっていて、プラスチックに包まれてしまっています...。