ストローについて考えてみる

週末夫がホテルの視察を兼ねてリゾート地へ出かけてました。そのお土産がこちら👇でした。

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何か分かりますか??

 

竹でできたバイオディグレーダブル(生物分解性)のストロー...(笑)

 

現地のレストランで飲み物を頼んだらストローが入っていて、いつもなら断わっているのだけど気付いた時には遅くて、それでも断ろうとしたら、店員さんが竹でできたバイオディグレーダブルなんだと説明。だから君にお土産、とのこと。

 

ごみになるからプレゼントはいらない、と普段から言っている私。そして今回は彼のごみになるはずものをお土産に持ってきてくれた(笑)それをきっかけにストローって、と考え始めました。

 

基本的には水か、お酒か、コーヒーしか飲まないのでストローを出されるような飲み物を頼むことがなかった。メキシコで生活するようになってからは、外でフレッシュジュースやココナッツウォーターをたまに飲むようになって(南国なので新鮮で美味しい🍹)、久しぶりにストローを目にしている。ジュース飲むのには、正直言えば必要ない。しかし、流石にココナッツからそのままは飲みづらい。そこで役に立っているのが、台湾人の友達にお土産で頂いた金属製のストロー(彼女は私がゼロウェースターと知って、まだ当時は日本で手に入りづらかったストローをお土産に持ってきてくれた)。

 

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住んでる街では道ばたで普通にココナッツが売ってます

余談ですが、台湾は環境に対する関心はアジアの中でも高くて、レジ袋も2018年より有料化。

jp.taiwantoday.tw

合わせて、

洗顔料やボディーソープなどのパーソナルケア製品に含まれる「マイクロビーズ(微細なプラスチック粒子)」についても、マイクロビーズに起因する海洋汚染を減らすため、2018年1月1日より製造・輸入を禁止する。同年7月1日からは販売も禁止する。

引用 Taiwan Today

日本も是非見習いたい!

 

 

話を戻して、、

頂いたストローを日本では一度も使ったことがなかったが、メキシコに来てからは活躍。いつでもココナッツウォーターを飲めるようにカトラリーセットに入れて持ち歩くようになりました。

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ちなみにカトラリーセットはフォーク2つ(彼と私の分)、スプーン1つとストロー。セットのナイフも1つ入れてたのですが、先月空港のセキュリティーチェックで没収されしまいました😭

 

 

さて、本題のそもそもストローって?

ストローはなんと古代メソポタミア文明(紀元前3千年前頃)シュメール人がビール(上澄みに発酵副産物が浮いているのを避ける為)を飲むのに麦やアシの茎を筒状にしたのが始まりであり、ストロー=straw(麦わら)はそこから由来する。現存する最も古いストローは、当時のものでラピスラズリ(青い天然石)がはめ込まれた金属製のものだそう。

日本でも1950年代後半頃までは喫茶店やカフェで麦わらが使われており、紙封入りの麦わらを、冷えた飲み物のコップに付着した水滴を利用して縦に貼り付け、ウエートレスが客席へ運ぶ姿が見られたものである。日本で、米の裏作として麦を栽培することが減り、原材料がより低価格で調達できる紙やプラスチックへと変遷してきた。

引用 wikipedia

 

そんな歴史があったみたい。

 

そして今ではそのプラスチック製ストローが世界の海を汚染している。環境問題となり、今になってやっと使用を廃止する動きが始まってきた。

その代替素材は竹、紙、麦わら・ライ麦や大麦、パスタ等といったバイオディグレーダブルなもの。リユーブザブルなものならば、ステンレスやシリコン製のものがある。それならきっと半永久的に使うことは出来るだろう。

  

そう、今また5千年前の姿(麦わら・金属)に戻っているのです。

プラスチック製品が溢れる今、それぞれの製品がプラスチック製になる前の素材に戻れば、プラスチック問題も緩和するのかも。なんだかヒントが隠れてそう。

そんなことを考えながら。

彼のお土産はごみになってしまうが、考えるきっかけを与えてくれた。

 

さて、彼にもらったストローはどっちにしろごみになるなら、コンポストでの自然分解に何日間(おそらく何百日)かかるか、実験してみようと思う(笑)

 

 

 

このブログを書きながら興味深い記事を読んだので紹介。

 

これを読んだらストローに使用は控えようと思ってしまうかも...。

プラスチック製ストローで「健康被害」の5つの理由 | ショック…問題は環境汚染だけじゃない! | クーリエ・ジャポン

  

natgeo.nikkeibp.co.jp