お米のとぎ汁
持ち物を増やしたくない、そんな思いもあって数年前から炊飯器を手放し、土鍋でご飯を炊いています。
使っている土鍋は母親に譲ってもらった土鍋。
土鍋で炊くとふっくら・もっちり炊きあがって美味しいうえ、なんだか優しい味がする。
炊飯器で炊くより手間がかかるといっても、炊飯器は1回ボタンを押せばいいのに対して、土鍋は3回ガスのボタンを押すだけ(中火にかける、中火→弱火に変える、火を消す)ぐらいで、大して手間は変わらない気がします。
ちなみに、炊き方は大好きな白ごはん.comを参考にしています。
さて、お米のとぎ汁って、どうしてますか?
とぎ汁はそのまま排水溝に流してしまうと環境汚染に繋がると多くの市町村HPで呼びかけられてます。
たった2Lのとぎ汁を排水溝に流すと魚が住める水質にするために必要な水の量は風呂おけ4杯分(1,200リットル)。*1
米のとぎ汁にはヌカに由来する脂肪、タンパク質、糖質、窒素、りんなどが含まれていて、これを流すことによってヘドロ(有機汚泥)や赤潮発生の原因となってしまいます。
先進国である日本の技術では有機物の汚れは水再生センターで十分処理可能だが、窒素やりんについては、現在の処理方法では十分な処理ができない物質であったり、大雨が降ると東京の様な大都市は生活排水が溢れてしまい、処理されずに川から海へと流れ込んでしまっています。
そんなお米のとぎ汁にはいろんな有効活用術があります。
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フローリング(床)の拭き掃除・ワックスがけ
普段通り拭き掃除をする時、水の代わりにとぎ汁を使うだけ。とぎ汁の天然の界面活性剤が洗浄剤となり、油分が床をピカピカしてくれて、一石二鳥。
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台所周りでは、油の汚れ落し・布巾洗い・臭い消しに
フライパンや鍋などの油汚れにとぎ汁を浸け置き。ちょっとした油汚れならその後水洗いだけでOK。また、布巾をとぎ汁で洗えば漂白したように白く。これもとぎ汁の天然の界面活性剤による効果。
臭いの気になるタッパーや容器にとぎ汁を2〜3時間入れておけば臭いが消えます。これはコロイド粒子による効果です。
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野菜の下ゆでに
大根やたけのこ、煮物用の野菜などをとぎ汁で下ゆでしておくとエグ味や苦味が取り除かれ、素材のもつ甘味・旨味が逃げないので普通の水でゆでるよりも美味しくなります。これもアクがコロイド粒子に吸着してくれるからです。
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美肌効果に
とぎ汁で洗顔すれば天然の洗浄剤として顔の汚れを優しく落としてくれ、化粧水としても使えます。とぎ汁に含まれるビタミン、ミネラル、脂肪、でんぷん質などがお肌に栄養補給になります。
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植木の水やりに
栄養が豊富なとぎ汁は花や植木の水やりにも使えます。あまりにも栄養満点で害虫やカビの原因になってしまうので必ず薄めてから使用するように。
こんにたくさん有効活用方法があると次回から捨てるのももったいないですね!
土鍋で炊くご飯は一段と美味しい。 二重蓋の土鍋はふきこぼれ防止効果があるのでおすすめ。
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