最後までコーヒーを使い果たそう
美味しく頂いたコーヒー、そのあとの出がら(かす)、どうしてますか?
コーヒーかすにはいろんな再利用方法があり、捨ててしまうのはもったいない。
先ずは使い終わったら陽に当てて、しっかり乾燥させましょう。
※コーヒーかすはカビが生えやすいので乾燥させることをおすすめします。またしっかりと乾燥させましょう。
それでは、本題の使い道について、
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消臭剤として
コーヒーかすは家庭用消臭剤として売られている活性炭以上にアンモニア(におい成分)の脱臭効果が優れており、その効果は活性炭のなんと2倍以上(乾燥時)。*1
☕️靴や靴箱の消臭剤に☕️
使い古した靴下に乾燥させたコーヒーかすを入れて、上の部分を結ぶだけ。
靴下だから靴にぴったりフィット。消臭剤と除湿剤の両方の効果が期待できる。
また、小さな巾着などに乾燥させたコーヒーかすを入れて、靴箱に入れておけば消臭効果剤に。
☕️冷蔵庫の脱臭剤に☕️
乾燥させたコーヒーかすを空き瓶に入れて、冷蔵庫に入れるだけ。
冷蔵庫の中で倒してしまうとお掃除が大変なので瓶の上を閉じることをおすすめ。
どうしても避けらなかったビニールを蓋代わりになるように切って、輪ゴムやひもで蓋をする。たこ焼きピック等で穴を全体的に開けて、冷蔵庫に。もちろん通気性のいい布があればそれでもOK。
☕️魚グリルの脱臭剤に☕️
グリルトレイに乾燥させたコーヒーかすを入れるだけ。脱臭効果以外にも落ちてきた魚の脂を吸い取るのでお手入れも簡単(魚にコーヒーの匂いはつかない)。
☕️タッパーや容器の脱臭剤に☕️
以前紹介したお米のとぎ汁同様に、匂いの気になる容器にコーヒーかすを入れておけば臭いが消えます。
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天然の蚊除けに
蚊はコーヒーの香りが苦手。火をかけることによってコーヒーの香りは強くなります。
乾燥させたコーヒーかすに少し油をかけて火をかける。その時にベイリーフも一緒に燃やせば更に効果が。
南国に住んでいるので一年中蚊に悩ませれているのでこの天然の蚊取り線香(?)が役立ちます。
脱臭剤として使い終わったら...
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裁縫セットのピンクッション(針やま)に
裁縫が好きな方には朗報。コーヒーかすの適度な油分が針の布すべりが良くし、更にさび防止効果も。乾燥させたコーヒーかすを布に詰めて閉じればピンクッションの出来上がり。
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ボディスクラブに
お肌のピーリングや気になるセルライトに天然のボディスクラブが簡単にできます。
乾燥コーヒー:塩:ココナッツオイル=2:2:1の割合でミックスするだけ。あとはお風呂でマッサージして洗い流すだけ。
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フェイシャルパックに
コーヒーかすとココアパウダーを小さじ1杯ずつ、ヨーグルトを小さじ1.5杯にハチミツを少量混ぜれば、パックの出来上がり。マッサージしながらパックすれば顔のピーリング効果も。肌の弱い方はパッチテストをしてから使用を。
洗い流す時に排水口に流すので、排水口のぬめり取りや消臭効果も期待できます。但し、流し過ぎはつまりの原因になるので注意を。
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犬のノミ除けに
犬についてしまうノミ。シャンプー後乾燥コーヒーかすでマッサージして洗い流すとノミが近づかなくなります。但し、コーヒーは犬にカフェイン中毒を引き起こしてしまうのでしっかりコーヒーかすは洗い流しましょう。
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お庭の堆肥に
よくコーヒーかすをお庭の防虫対策に土に撒くという聞きますが、これは植木にとっては逆効果になります。もちろん防虫対策にはなりますが、コーヒー粕含まれる窒素が微生物によって分解されにくいという特徴があり、多量にそのまま撒くと逆に土壌中の窒素成分が減少して植物が肥料不足になってしまいます。*2
また、発芽を妨げたり、ミミズが好むという説とか、ミミズのお腹がコーヒーかすを消化できず死んでしまうという説もあるようで、どちらにしても植木にはそのまま撒かず、堆肥化(肥料化)を行ってから施用しましょう。
簡単にできる堆肥化方法がこちら👇
少し手間は増えるが、米ぬかを使った本格的な発酵肥料の作り方👇
その他にもコーヒー染めや手作り石鹸づくり・ろうそく作りに、海外ではコーヒーかすを使ったきのこ栽培キットが販売されたりもします。