2020年、6つのこと

あっという間に過ぎ行く日々。今年も残すこと1日(メキシコはまだ30日です)。最後の更新からも約4ヶ月経ってしまいました。

書きたいことはいっぱいあるのになかなか書くタイミングを後半期は取れませんでした...。

 

コロナで始まって、コロナで終わる年。1ヶ月半前には夫の母国でもあるオーストリアでテロ攻撃があり、しかもその場所は11年前私が住んでいた駅でした...。2020年はなんだか大変な年だったなぁと、1年を振り返るといろんな思いが巡ります。今までに生きたことのないような1年だったからこそ達成できたことはたくさんありました。

 私の今年の6のことを振り返りながら綴ります。

 

1. やっとの2人暮らし

今年の初めに我が家の上に義弟のアパートメントが完成し、彼らは引っ越し、やっとの2人暮らし。これを機にキッチンの場所を移動させて、以前はリビングルームだった、陽のあたりのいい部屋にキッチンをリフォーム。

私は1日のほとんどをキッチンで過ごし、キッチンが仕事場でもあるので、キッチンのリフォームをお願いしました。と言ってもここはメキシコ。日本のようにプロがデザインするのではなく、全て夫と二人でデザイン・計測し、大工さんに作ってもらいました。素人デザインですが、上出来で、二人して気に入ってます。

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リフォーム中にコロナが始まり、アイランドの周りを木のフレームでカバーが、滞ってしまっているのですが、これもまたメキシコ。気長に完成を待つことにします。

 

2. 新しい家族 ① チキンズ

なんとなく去年から鶏を飼いたいね、と言っていたものの実行できず。コロナが始まって、ステイホームを機に『プロジェクトをしよう!』となり、その一つが、鶏小屋を建てよう!

ガレージの一角を利用して、夫と鶏小屋、鶏のお家を作りました。青い卵を産むアローカナという種の鶏を待っていたら、その間に義弟の友達から黒いひよこを頂き、その後7月末に生まれたてのアローカナのひなを頂き、烏骨鶏が我が家にやってきて、そして先日のクリスマスに2羽の雌鶏を友人から頂いて、今では鶏も5羽になりました。鶏記については書いている途中なので、来年こそはアップしたいと思っています。

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3. 新しい家族② ロムブリセス

Lombrices(ロムブリセス)とはスペイン語コンポストみみずのことをさします。これも去年から飼いたいね、と話していて、みみずたちのお家をデザインし、夫と二人で日曜大工して、シマミミズを探していたら、友人から譲ってもらい、我が家にやってきて早10ヶ月。彼らのふんとおしっこには感謝しかありません(与えると植物たちは翌日にはすごく元気になり、虫も付きにくくなります)!

みみずたちについては何回かに分けて紹介しました↓

simplylivinggreen.hatenablog.com

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4. シーライオンと泳ぐ

世界遺産のコルテス海で野生のシーライオンと泳ぐ夢が叶いました。カンクーンに匹敵する美しい海のロスカボスそしてラパス。3月に行く予定がコロナの影響で延期に延期し、結局9月に一か八かで行きました。ずっと泳いでみたかったシーライオンと泳いできました。

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ちなみに1月にはカンクーン、2月には家の近く海でジンベイザメ、9月にはイルカと泳ぐこともできました!

 

5. 小さなパン屋ビジネス

本業のパン屋ビジネスを夏ころから開始し、義家族や友人の助けもあり、おかげさまで軌道に乗っています。

私の住む地域には天然酵母やオーガニックのパンがないので地元に住むアメリカ人・カナダ人の外国人の方々にすごく喜んでもらってます。

粉・塩・水をベースとしたシンプルな材料と季節の地元食材をミックスしたり、ライ麦やシード系の大きなパンを基本としたパンの卸販売を始めました。

www.instagram.com

 

6. Pelícanos Verdes

2ヶ月前から夫と海の方での"Pelícanos Verdes"という環境活動グループを結成しました。今のところの内容は週1回のリサイクルごみの回収とビーチクリーン。

私の住む地域では残念ながらまだ環境対策が進んでおらず、一般ごみが全て一つとなって回収され、全くリサイクル環境が整っていません。ホテルのある海の方では一般ごみの回収すらされていません(周辺の住民はお金を払って回収を依頼しています)。

去年メキシコに住み始めてすぐに、夫が家と職場(ホテル兼レストラン)でリサイクルシステムを作ってくれました。ホテルの方ではリサイクルを知らない従業員に缶は缶、ガラスやガラス、ペットボトルはペットボトルの分別リサイクルを教えるのに非常に苦労していました。しかしその甲斐があり、数ヶ月前に2人の従業員が自らがリサイクルごみ回収を担いたいとかって出てくれました。というのも、これまではリサイクル業者が回収する代わりに無料であげていたが、コロナの影響でその回収がストップしてしまい、リサイクルに分別したごみは結局ランドフィールド(埋立処分場)に行き、そこでゴミ拾い人が回収して業者に売っていました。

従業員2人がリサイクルしたものがお金になるのでホテルで分別されているリサイクルごみを回収したいと言ってきたので、それなら近隣住民のリサイクルごみも回収しようということになり、私が近隣住民への依頼、翻訳を担ってます(近隣住民の多くがアメリカ人やカナダ人の外国人)。それと合わせて月に1、2回のビーチクリーンを地元の子供達と開催し、地元住民へのポイ捨て禁止啓発になることを目指してます。

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今のところの活動はその2つですが、今後もっとサステイナブルそしてリジェネレーティブ(再生)ライフスタイル、リサイクルではなく、そもそもごみを出さないライフスタイルを広める活動も考えてます。

 

 

2020年、世界中の多くの人々の中で『コロナの年』となったでしょう。

今までに生きた事のない時代に生きていて、日々目まぐるしく変化する時代で、何が起こるかわからない...。

ロックダウンが始まった当初は夫と過ごすことが24/7で、自由奔放な彼の家族はコロナ禍でも平気で外出や友人を招待したりと、イラつくことや、夫とのケンカも増えた時期もあり、夫とはとことん話し合い、心底ケンカして、今ではお互いに今まで以上の支え合いができるようになりました。

あっという間だった2020年。

みなさま、ありがとうございました。

ありがとう、2020年。