身体にも環境にも優しい洗濯を始めませんか③ 〜マグちゃん〜
5回に分けて洗濯について書いてます。前回はマイクロファイバー対策について書きました。3回目の今回は、洗剤を使わずに洗濯をする方法について紹介したいと思います。
洗濯をするのにあたって洗剤は欠かせないもの、そう思っていませんか。私もマグちゃんに出会うまでは、そう思っていました。
マグちゃん
洗濯マグちゃんを聞いたことありますか?
2018年にはガイアの夜明けで紹介されて爆発的にヒット、現在ではハンズやロフト、一部薬局でも見かけるようになりました。
マグちゃんは、『マグネシウムと水だけで洗う』つかう人と環境にやさしいお洗濯です。
高純度99.95%のマグネシウムと一緒に衣類を洗濯するだけで、水素を発生し、アルカリイオン水に変化。水道のお水が石けん水に!
化学式で表すと、
Mg(マグネシウム)+2H2O(水)⇒ Mg(OH)2(水酸化マグネシウム) +H2(水素)
洗剤なしでも皮脂汚れをスッキリ落とし、部屋干し後のイヤなニオイも残しません。ニオイ成分の分解力は合成洗剤より10倍強く、洗濯層もキレイにしてくれます。消臭力、洗浄力、除菌力に優れ、菌の抑制効果は99%以上。
そのうえ、この製品は、なんと最後使い終わったら、植木に撒くことで肥料となるのです(マグネシウムは光合成に欠かせない肥料なのです)。
なんとも素敵な循環だと思いませんか。
使い方はとても簡単で、洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗濯し、洗濯後に干して乾かすだけ。
※通常より長めの洗いもしくはマグちゃん水に浸け置きしておくと効果的です。洗剤を使いたい場合は洗剤は通常の半量で済みます。
私も日本にいた頃はマグちゃんを使ってました👇
しかし、メキシコでは残念ながらマグちゃんは売ってません。ですが、実はマグちゃんを自分で作ることもできるんです。
マグちゃんの作り方
<材料>
- 純マグネシウム粒 100g
- 綿や麻100%の縦長の巾着(天然素材)
- 輪ゴム
<作り方>
- 裏返した縦長の巾着にマグネシウム100g入れる
- 半分より少ししたあたりで輪ゴムで止める
- 巾着口から表に返す感じで下の巾着を入れ、二重結びをすれば出来上がり
<ポイント>
- 二重構造にすることでマグネシウムボールが洗濯中に洗濯槽に飛び散り防止(縦長のn巾着がなければ巾着2つ使用し、二重構造にしてもOK)
- 天然素材100%の巾着の使用すること。オーガニックコットンならなお良い(洗濯によるマイクロファイバーの流出防止)
- マグネシウム100gの洗濯目安は約5kg、150gで約7kgです。日々の洗濯容量に応じてマグネシウムの量を調整してください。
<メンテナンス>
メーカーの交換目安は300回の使用(毎日使って約1年間)と言っていますが、定期的にメンテナンスすることで、持ちを長くすることができます。
というのも、マグネシウムは空気中の酸素の影響で表面が酸化し、酸化膜ができ、表面が黒くくすんでいきます。それによって効果が薄れてしまいます。メンテナンスをすることでこのできてしまった酸化膜を除去することができます(2、3か月に1回程度)なお、市販品のマグちゃん正規品は酸化膜が出来にくいように構造が工夫されているようで、メンテ不要です。
メンテナンスの方法:クエン酸もしくは、お酢を5、6倍の水で薄めた中に巾着から取り出したマグネシウムを入れることで水泡が発生します。約5分ほど置いてから軽くかき混ぜてから水で洗い流すことで新品のようにピカピカに戻ります。この時浸けすぎてしまうとマグネシウムが溶けていくので注意してください。また、日々の使用の中でもマグネシウムは少しずつ溶けて小さくなっていくので、メンテナンスしても洗浄効果が薄まってしまった場合は、マグネシウムを植木に撒いて、肥料として使うことをお勧めします。
洗濯以外にもマグちゃんは使える!
マグちゃんを浴槽に入れることで、浴槽のお湯が水酸化マグネシウムとマグネシウムイオンに変化し、水道水の塩素を除去、マグネシウム特有のなめらやなお湯になります。入浴するだけで、皮脂や汚れが取れたり、肩こりの解消、アトピー性皮膚炎の改善等が期待できます。また、アルカリイオン水から浴槽内の除菌・消臭・洗浄の効果も期待できます。
入浴用のマグちゃんの場合はマグネシウム300g〜500gを巾着に入れて、入浴の10分前に浴槽に浮かべます。長時間浴槽に入れっぱなしにすると、すぐに酸化膜ができてしまうので入浴後には取り出すことをお勧めします。
洗濯だけでなく、お風呂でも使える安心なマグちゃん、使ってみませんか。
次回は洗剤になってくれる天然の実を紹介します。