Plastic Free July 2020

日本では、本日7月1日よりレジ袋有料化の義務付けが開始しましたね。

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今は日本に住んでいないので、日本の最新状況の把握ができていないので、経済産業省youtubeで詳しく制度を確認。


プラスチック製買い物袋有料化

 

遂に日本も!と誇らしく思う反面、有料化と言うのは課税対象になったと言うだけであり、今後もプラ袋の提供はされるのである。そこは残念なとこではある。世界のいくつもの国や州でプラスチックレジ袋自体を全面禁止にしているところもある。日本もそこを見習いたいところだ。 

また、この制度についてはいくつか残念な点もある。その一つが、有料化の対象外となる買物袋である。

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経済産業省HPより引用

 

 

それぞれの対象外を見てみると...

  1. プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上... 厚さがあれば繰り返し使用できるとは言え、プラスチックなのだからいずれは袋に穴が開く、使用感が出てくるなどして、捨てる時がやってくるだろう。
  2. 海洋生分解性プラスチック... 海洋へ流出する前に土壌等の自然環境下で生分解される素材、または仮に海洋へ流出しても環境負荷が小さい新素材のプラスチックを指す。しかし、たとえ『微生物に分解される』生分解性プラスチックであれ、特種な微生物や温度を必要とするので陸上の埋め立て地やコンポストと違い、海の中では非常に長い間環境中に残り続けることになるのだ。それに分解される前に海洋生物に危険をさらしてしまう可能性もあるのだ。
  3. バイオマス素材の配合率が25%以上のもの...まず気になるのはこの『25%以上』と言う点である。と言うことは、それ以外の原料が石油由来であっても除外されると言うことになるのだ。また、バイオマスとは再生可能資源である生物資源(バイオマス)を原料とするプラスチックではあるが、バイオマス由来であるからと言って、生分解性があるとは限らないのだ。

 

そもそもどの素材であっても、レジ袋の製造工程で莫大なエネルギーが発生することに変わりない。その環境影響を考えれば、対象外があること自体、疑問に思える。

日本の今のライフスタイルに、ある日突然プラスチックレジ袋を禁止とすることは、難しいのだろう。とは言え、日本の初めの一歩として、この有料化制度が良い方向に進むこと、そしていずれかは『禁止』となってくれることを願う。

 

 

さて、たまたまなのか分からないが、毎年7月は、Plastic Free July(プラスチックフリージュライ)と言う、1ヶ月間シングルユーズ(使い捨て)プラスチックを一切リフューズ(断る)というグローバルムーブメントがある。そして今年もその時期がやってきたのだ。

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プラスチックフリージュライとは?詳しく紹介した記事はこちら👇

 

 

今年は去年の2倍以上の2億5000万人の参加者がいるようだ。

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 参加申込の方法も上記の記事に詳しく紹介しています。もちろん参加費はないし、7月過ぎてからの途中参加も可能。日本では既に2日になってしまっているが、これをきっかけにぜひ参加してほしいと思う。

 

完璧にやる必要なんてない。プラスチックやシングルユース(使い捨て)の使用を少しずつ減らそうという意識が大事なのだ。そしてその一人一人の小さな意識と行動が、塵も積もればで世界に変化をもたらしてくれるのだ。

 

 

プラスチックフリージュライを過ごすヒントをこちらに紹介してます👇

 

 

Happy Plastic Free July!