ティバッグの真実とストレーナー
7月はプラスチックフリージュライと言うことで、プラスチックフリーに生活する為のヒントにやアイディアについてなるべく紹介していきたいと思ってます。
プラスチックフリージュライとは?👇
その第三弾が、ティバッグ。
高級紅茶に使われているプラスチック製ティーバッグから何十億もの「マイクロプラスチック」が放出される可能性があると、環境と技術の米学術誌「Environmental Science and Technology」が発表した最新研究結果で明らかになった(2019年9月)。
その内容は以下の通りである。
一般的なティーバッグのほとんどは紙製だが、一部の高級ブランドはプラスチック製のものに移行している。
そこでカナダのある大学研究チームは、プラスチック製のティーバックに入った、一般に流通している紅茶4種類を使い、実験を行った。
茶葉を取り除いた空っぽのティーバッグを紅茶を抽出する時と同様に95度のお湯の中に入れた。
すると、ティーバッグ1袋あたり、約116億のマイクロプラスチックと、31億のナノプラスチック(マイクロプラスチックより千倍小さい粒子)がお湯の中に放出されていることが分かった。こうした粒子は肉眼ではまったく確認できない。
「ティーバッグから放出された粒子」の量は、過去の研究で明らかになった、食品に含まれる量よりも桁違いに多い」という。 BBC NEWS JAPAN より引用
近年の研究で、人体からもマイクロプラスチックがみつかっている。しかも全検体からみつかったという。マイクロプラスチックが人間の健康に及ぼす影響はまだ明らかとなっていないが、鳥や海洋生物の生殖系や肝臓に影響が出る可能性が指摘されている。更に、ナノプラスチックはマイクロプラスチックよりも遥かに小さい為、消化器系だけに止まらず循環器系に入る可能性があると言われている。いずれにしても環境ホルモンなどの有害物質が含まれるマイクロプラスチックが完全に排泄されず、一部が体内に溶け込んで蓄積されていったとしたら、体への影響を考えると大変恐ろしいことです。(ナショナルグラフィック)
なお、ティバッグだけでなく、だしパックにもマイクロプラスチックが含まれている場合があります。何れにしても、パックの素材が天然素材の紙や麻であるものを選び、ナイロン、ポリプロピレン、不織布でできているものは避けましょう。
一番安心なのは、茶葉を使い、ストレーナーかポット、ティプレス等を使って淹れること。
個人的にはストレーナーが気軽で、洗うのも楽なので愛用してます。夫は毎日カモミールティを紙のティバッグで飲んでます...。
コンポストできるとは言えシングルユースなので、正直ティバッグ反対派です。けれども今のところカモミールティを茶葉で買えるところがない(田舎町すぎて...)ので仕方ないのかな、と考えてます。使用後のティバッグを、私が化粧水代わりに顔にパッティングしてから(二番茶にして、クエン酸リンスに使ってもOK。髪にツヤを与えてくれます)コンポスト行き。
いずれは、カモミール栽培して自家製カモミールティを目指しているのですが、なぜか種を蒔いても芽が出ません...。
使った後の茶葉も再利用しよう👇
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